トレンド 流行は誰が決めるのか?

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2008年12月08日

トレンド 流行は誰が決めるのか?

トレンド【trend】

意味:傾向。趨勢(すうせい)。ファッションの流行や経済変動の動向など。


さて、「トレンド」というものは、
いったいどのようにして生まれてくるのでしょうか?


どこからともなく、自然発生するものではありません。


雑誌やTVなどのメディアから、
毎年毎年「今年流行っているもの」配信されている。

「トレンド」の大半は、
ある決まったプロセスに従って生み出されているものなのです。


要するに、業界側が意図して仕掛けているものなのです。


では、どのようなプロセスでトレンドは生み出されるのでしょうか?



そのプロセスを、実売期から逆算して、時系列でみてみると、


1.流行色の方向付け→インターカラー(国際流行色委員会)
 ……実売期の約2年前

2.ファッショントレンドの方向付け→トレンド発信企業
(ネリーロディ,カルラン・インターナショナル)など
 ……実売期の約1年半前

3.素材の方向付け→テキスタイルコレクション
※(プルミエール・ヴィジョンなど)
 ……実売期の約1年前

4.デザイナーのコレクション発表、アパレル企業の展示会開催
 ……実売期の約半年前

5.小売店での商品展開
 ……実売期


となります。



トレンドは大きく、以上の5つのプロセスを経て、
生み出されているわけですね。


「今年のトレンド」として実際ショップで商品を見る、
実に2年も前から、トレンドを生みだす作業は始まっているのです。

※“PREMIERE VISION”は
世界のファッション業界が最も注目するテキスタイルコレクションです。

年2回パリで開催されているこのコレクションでは、素材、
カラーのトレンドが発信され世界のファッションに
影響を与え続けています。


■1.流行色の方向付け■


第1段階ではは、インターカラーによる、流行色の決定にあります。


インターカラーとは、
「国際流行色委員会」と
呼ばれる、世界14カ国
(オーストリア/中 国/コロンビア/チェコ/イギリス/
フィンランド/フランス/ハンガリー/イタリア/日本/韓国/
ポルトガル/スイス/トルコ)からなる、
国際間で流行色を選定する唯一の機関のことで、
1963年に発足した委員会です。


インターカラーでは、実シーズンの約2年前に、
加盟各国が提案色を持ち寄り、6月に春夏のカラー、
12月には秋冬カラーを選定しています。


このインターカラーによる選定色を基に、
世界各国でトレンドカラーの方向付けが行なわれていくわけです。


ファッションビジネスの世界で、
最も早いタイミングで発信されるカラートレンド情報が、
これになります。


トレンドを生み出すスタート地点です。



このようにして、まず「流行色」の方向付けが決定されます。


【公式サイト】
 日本代表団体社団法人 日本流行色協会(JAFCA)





■2.ファッショントレンドの方向付け■


第2段階は、トレンド発信企業による、
ファッショントレンドの方向付けです。


第1段階のインターカラーの選定色を受けて、
欧米各国のトレンド情報会社が、カラーの他、素材、
シルエットなど総合的なファッショントレンドを予測し、
情報を発信していきます。


トレンド発信企業は、「スタイリング・オフィス」とも呼ばれ、
それぞれ独自の「トレンドブック」なるものを発刊しています。


「トレンドブック」とは、カラー、素材、プリント、
スタイリングなど何種類にも分かれていて、価格もかなり高額です。


「スタイリング・オフィス」は、
ファッションの都・パリにオフィスを構えているところが
多いようです。


「トレンド・ユニオン」、「プロモスティル」、「ネリーロディ」、「カルラン・インターナショナル」などのオフィスが有名です。


この時期、欧米の(主にパリ)トレンド情報会社から発信される
トレンド情報を参考に、デザイナーは「デザイン」を、
テキスタイルメーカーやヤーンメーカーは「素材」を
開発していくのです。


また,、日本においては、
インターカラー(国際流行色委員会)の日本代表団体である、
「社団法人 日本流行色協会(JAFCA)」から、
「アドバンスカラー・ファッションカラー」が発表されるのも、
この時期です。





■3.素材の方向付け■


第3段階は、素材の展示会開催による、素材の方向付けです。


実売期の約1年半〜1年前、まず「ヤーン展」、
糸の展示会が開催されます。


パリで開催される「エキスポフィル」や、
フィレンツェで開催される「ピッティ・フィラティ」などが
有名。


ここで、トレンドカラーを意識した、
アパレルの根本原料である「ヤーン」が決まってくるわけです。


その後、服地の展示会である、テキスタイル展が行われます。


国際的に影響力のある展示会としては、リールで開催される
「ティッシュ・プルミエ」、コモでの「イデア・コモ」、
ミラノでの「モーダ・イン」、
フィレンツェの「プラトーエキスポ」、そしてパリで開催される
「プルミエール・ヴィジョン」がメジャー。


これにより、テキスタイルのトレンドが決定づけられるわけです。





■4.デザイナーのコレクション発表、アパレル企業の展示会開催■


ヤーン展、テキスタイル展を基に、
実売期の約半年前から開催されるのが、
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京、
マドリードで開催される、「デザイナーコレクション」です。


この頃になると、「ヴォーグ」、「エル」など、
一般の人たちに向けての、ファッショントレンド情報が、
発信されるようになってきます。


また、各アパレルメーカーの展示会も順次スタートしてきますね。


それに伴い、「オッジ」や「クラッシー」といった
国内の一般ファッション誌からもトレンド情報が
発信されるようになり、徐々に、
消費者の間に次のトレンドが浸透していくようになります。




■5.小売店での商品展開■


そして、ファッショントレンド情報が消費者の間に浸透した頃に、
各ショップの店頭に実際商品が並び始め、
実売期に突入することになります。


2年前のインターカラーの流行色提案に端を発した、
トレンドを生む出す工程が、いよいよ実際の商品となって、
私たちの目の前にお披露目されるのです。


ここまでが、トレンドを生む出すまでの流れです。



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